長時間遠隔監視可能な多頭式罠の通信確認の現地調査を対馬で行いました。

AIDで取り組んでいる長時間無人で害獣を捕獲する罠の現地調査のため対馬を訪問しました。(2022年1月19日~20日実施)

対馬では現地の林業を営んでいる方の協力のもと、実際に被害にあっている現地視察や、実証実験を行うであろう場所の確認と現地での通信確認を行いました。

現地の通信インフラは不十分で林業が行われている山中ではほとんど携帯が繋がりません。 そんな状況でも罠の状況をリアルタイムでモニタ出来るよう、監視通信システムの開発を行います。 その通信の可否を確認するのが今回の目的です。

調査は電波の飛距離や障害物による電波の減衰等を実際に使用する機器を用いて行い、実際に罠を使った実証試験の際にリアルタイムモニタリングが動作可能であることが確認できました。

リアルタイムでモニタするには大容量の電源が必要となりますが、そこは弊社の開発する装置で1カ月は連続して供給できるようなシステムを構築します。

山中における木々から受ける減衰状況の確認

 

PCに接続した受信機で受信感度の確認

 

このような見通しの良い場所では中継無しで10km以上受信可能です。

 

伐採後に植林した現場には必ず鹿除けのためにネット張り巡らす必要があります。

ネットをしなければ2~3年かけて育てた苗木がすべて食べられてしまいます。

 

今回の対馬訪問で実際の被害状況を現場で見聞ききし、早急な開発と製品化が必要であると感じました。

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